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旅を振り返って注意すべき点。その1

1 まずスマホは、アップル系のiphoneを選ばないことだ。

マップで大失敗したこと、日本語入力がお粗末なことが、旅では致命傷になる。アップル系は、パソコンやipadなどが、ビデオ規格AVCHDに完全対応していない点でも、お勧めしない。アップル系の機器では、Sonyのデジカメで撮ったビデオを家族に見せられなくて、困ったからだ。

アンドロイド系は、日本語の音声認識と変換機能がiphoneとは桁違いの精度を誇る。マップもナビも翻訳も、海外で快適に日本語を使える。一度使うと絶対、iphoneには戻れない。画面が小さく地図も見にくいからね。

また、1日しかバッテリーが持たない古い世代のスマホ。simフリーにできないスマホは論外。旅では役に立たない。

2 プリペイドSIMの情報収集に努める。

yoigoの「bono8」=20ユーロを使った。旅をしたマドリッドやアンダルシア地方などでナビと翻訳を使う分には問題なかった。が、速度が遅いようでスカイプは使いものにならない。電話はスペイン国内だけらしい。一番困ったのはSMSを日本に送れなかったことだ。

この情報は不正確で、使い方が間違っている可能性がある。 しかし、プリペイドSIMの詳しい説明はスペイン語ばかり。英語の情報すら見つけにくく、日本で見つけた情報は「古い」と言われた。

オレンジやvodafoneがいいという情報があったが、マドリッド空港とプラド美術館周辺で見つけることはできなかった。店は英語が通じないことが多い。田舎町カルモナでやっと見つけたyoigoの店では、店員がグーグル翻訳を使って対応してくれた。

3 予約用のクレカはICチップ付きのインターナショナルカードを

VISAのICチップ付きインターナショナルカードは、便利。現地での支払いやキャッシングなどで、安心して使えるカードは絶対必要だ。

4 体への負荷を甘くみない。

スペインへは直行便がないから乗り換えが日本の常識だ。が、初日から「完徹」させる旅程のお陰で、旅行中、興奮が治まらず自律神経は不調だった。

帰国した翌日に仕事など絶対無理。戻すのに4日かかった。時差ボケ以前に負荷をかけすぎだ。 多くの人は2、3日後に不調を自覚し、さらに食事が合わない、天候が悪いなどが重なると体調を崩すだろう。

それでもツアーの多くがこのプランなのは、強く不調を感じるころには、もう旅が終わってしまうからか。 旅行中はトラベルハイになることも救いだ。自分も食欲は旺盛で、体はよく動いた。快調ではないが、不快でもなかった。疲れの蓄積に気づいたのは、帰国した後だ。

5 食事では、トリップアドバイザーが大活躍。

スペインの料理は、ざっくり言えば量が日本の倍。暑い所だから塩分を補給するため、基本的に塩味がきつい。甘い物も超甘い。日本で減塩や甘さ控え目が当たり前になる、はるか以前の古ーい味付けのようだ。

スペイン語で「塩分控えめ」と注文することも覚えておきたい。

パエリアは、こってりしていて、米はアルデンテのように芯がある。自分はおいしく食べたが、嫁は繰り返し食べたいと思わなかったようだ。

ちなみに、ゲロのようにまずかったのは、カルフールで見つけた「味の素」が使われている(もしくは味の素ブランド)のカップヌードルもどき。

このゲロマズより、さらに強烈なゲロマズウンコのレベルだったのは、セビリア空港のカフェテリアで食べたサンドイッチだ。スペインでは、見た目や高級店か否かに関わらず、ゲロマズに遭遇する可能性が、必ずあると思う。

ゲロマズでは体力レベルが回復するまで数時間、ゲロマズウンコに遭遇すると、半日以上かかる。

しかし、ゲロマズから逃れるためにトリップアドバイザーを使うようにしてから、満足度は一気に上がった。 口コミで店員は親切と書かれたコルドバの店では、本当にアドバイスも的確だった。

1人2皿ずつオーダーした後、どの位お腹がすいているか聞かれて、中ぐらいと答えると、「スペインは量が多いから、では4皿を3皿に減らした方がいい」と言ってくれ、勧められたワインも料理に合っていた。当然、お腹と旅の満足度は、一気に上昇する。だまって料理を残すなんて、店にも客にも不幸なことだからね。

店への距離や評判順で選んだりできる上、マップへ飛んで店までナビしてくれるのでトリップアドバイザーは手放せない。個人旅行で、絶対役立つ道具だ。