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日程と予算

旅は8月2日発同12日着の11日間
日程は以下だ。

8月2日 午前中、地方から1時間強の成田へ。成田空港13:15⇒アリタリア航空⇒ローマ(乗り継ぎ)⇒23:55マドリッド。「空港そばのホテル泊」
8月3日 マドリッド観光⇒トレドへ移動。「トレドのパラドール泊」
8月4日 終日トレド観光。「トレドのパラドール泊」
8月5日 マドリッドに戻って新幹線でセビリアへ移動⇒レンタカーでカルモナへ移動。「カルモナのパラドール泊」
8月6日 レンタカーでカルモナからグラナダへ移動⇒アルハンブラ宮殿を観光。「高速そばのビジネスホテル泊」
8月7日 レンタカーでグラナダからコルドバへ移動⇒メスキータを観光。「ローマ橋そばのホテル泊」
8月8日 レンタカーでコルドバからセビリアへ移動⇒スペイン広場を観光⇒夜ブエリング航空でバルセロナへ移動。「バルセロナの銀座4丁目のオステル泊」
8月9日 バルセロナサグラダファミリアを観光。「バルセロナの銀座4丁目のオステル泊」
8月10日 バルセロナでピカソ美術館を観光⇒銀座で買い物。「バルセロナの銀座4丁目のオステル泊」
8月11日 バルセロナ空港11:05⇒KLMオランダ航空⇒アムステルダム(乗り継ぎ)⇒8:20福岡
8月12日 博多ラーメンを食べて地方へ移動し、午後に帰宅。

予算 航空券と初日のマドリッドの宿泊  16万円(1人当たり)
   残りの日の交通費や宿泊ほかすべて 22万円(1人当たり)

航空券はHISで購入。ネットで内容を固め、店舗で決済した。ハイシーズンにも関わらず、燃油サーチャージ込み、地方空港経由で15万円ほど。出発が早朝や深夜便ではない点も好条件に思えた。

当所予算は1人合計30万円だった。

誤算その1:レンタカー料金 1万6000円が4万円に。
 ネットの予約サイト、ジグソー(rentacar.com)を使い、バジェットの格安のレンタカーを保険もフルで予約し、決済済みとしたはずだった。が、現地で日産マーチがシトロエンCV4に変わり、ガソリン代と別途保険代を上乗せされるなどしてAVISの標準料金になってしまった。経緯は旅行記で詳述する。

誤算その2:パラドールの格安宿泊1人1万円前後のはずが2万円に。
 パラドールは、予約状況によって半額以下になる格安料金を狙った。しかし、郊外で車がないと不便な立地が裏目にでる。結局、嫁が外で食べるのは面倒だと言いだして、1人7000円ぐらいの夕食と同2500円ぐらいの朝食付き。タクシーで旧市街へという状況で、ちっとも安くならなかった。

誤算その3:暑さに耐えられない。
 夏のアンダルシアは42度。日本は41度で大ニュースのはず。そんな場所で何日も歩き回るのだから。「ちょっと茶飲んで涼む」「食欲ないから高くてもおいしい物食べたい」「疲れたし安いからタクシー使おう」となり、節約不能なペースに。

誤算その4:物価が高い。
 スペインはタクシーと宿泊費は日本より割安。だが、かつてヨーロッパの中でも物価が安いと言われた面影はない。

1ユーロ130円以上(現地両替なら150円だ)の円安に加えて、全般に物価は高い。barやタパスではないレストランは、決して高級店ではないのに朝食2000円、昼4000円、夜8000円が目安だろうか。食費と飲み物だけで1日1人1万5000円ペースになり、加えてお茶代1300円、タクシー代、入場料で、1日あたり1人2万円も度々だった。

なお水は、高速道路のサービスエリアで買った2リットル0・5ユーロが最安値。最高値は有名観光地、0・5リットルで2・5ユーロぐらいだった。20倍も違うぞ。

水道水をがぶがぶ飲んだが、水質は昔の東京の水道水並みか。下痢するでもなく、いたって平気だった。

誤算その5:せっかくだからで買い物。
 ツアーでの買い物立ち寄りは、自由がなく割高に思えて控え目になる。一方、個人旅行だと「せっかくだから」で、ついハイペースに。

誤算その6:ほとんどクレジット決済だから、甘くなりがち。

危機一髪:最終日に嫁が、これだけ節約旅行(嫁にとって)をしたのだから、日本のロエベで目星をつけていたバッグを本店で買いたいと言いだした。本店で尋ねたお代は、もう一度スペインへいけるぐらいで「お得だ」という。体中の汗が、一気に瞳に集まり、ヨーロッパ大陸が涙の中に浮かんだ。